ハンザ同盟の本部がおかれ、海運都市として繁栄を極めたというリューベックに到着。旧市街は運河に囲まれてちょっとした城砦のように見えます。この日は朝から海から吹いてくる強風と時々降ってくる雨に悩まされました。ロンプラにも歩き方にもリューベックの地図は掲載がないのでまずは観光情報局でフリーマップを入手します。旧市街内のホステルを紹介してもらいますが、駐車場がないので他をあたります。日本でもおなじみのユースホステルはドイツが発祥の地です。というわけでドイツのユースホステルがここリューベックにもありましたのでそこに宿をとることにしました。
荷物を降ろして旧市街内部を観光します。ぐるっと一回りして安いカフェで簡単に食事を済ませます。ソーセージとポテトのセットで、ビールのお供にちょうどよい組み合わせですね。ホステルに戻るとドイツ人のお子様ご一行であふれていました。ユースの名に恥じない客層で、にぎやかな夜を過ごすのでした。
2011/09/15
2011/09/14
ドイツ入国
湖畔のペンションを出発して西へ向かいます。シュテッチンを通過して西へ行くこと10Kmほどでドイツ国境に到着です。到着といっても荷物検査も何もないただの道路です。ここを越えるとヨーロッパ中心部に突入します。物価が高いんだろうなぁ…。余ったポーランド通過を使い切るために食料や消耗品を買い込みます。ドイツ側に入国するとガソリンの単価が150円くらいになりました。ロシアでは65円、バルト三国およびポーランドでは130円くらいでした。
ドイツでも大都市は避けて比較的小さな街を経由することにします。最初の目的地は北部のバルト海に程近いリューベック。ドイツが誇るアウトバーンは走ってみたいものですが、120Km/hは当たり前ということなので田舎道を北上します。田舎道といっても制限速度は90Km/hなのでどしどし追い越しをかけられます。しかもドイツは自転車道の整備が進んでおり、車道の幅を狭くしてでも自転車通路を確保しています。チャリダーには理想の環境といえそうですが、道が狭くなったぶん追越されるときは結構怖いものです。
北上して100kmほど走ったところからホテルを探し始めます。これまでの国では宿泊施設があるところにはたいてい道路標識がでているものでしたが、ドイツではホテルの道路標識あまり見当たりません。そのくせスーパーごときが道路標識に名を連ねているのは不思議です。ドイツではカフェつき宿はガストホーフというそうですが、それも見当たりません。さらに80kmほど走って道沿いにHOTELの文字が見えました。小奇麗なホテルで朝食付きでwifi使用可能、シングルで48ユーロです。少々高くつきますが初日はここで一泊して今後の対策を考えるのでした。
ドイツでも大都市は避けて比較的小さな街を経由することにします。最初の目的地は北部のバルト海に程近いリューベック。ドイツが誇るアウトバーンは走ってみたいものですが、120Km/hは当たり前ということなので田舎道を北上します。田舎道といっても制限速度は90Km/hなのでどしどし追い越しをかけられます。しかもドイツは自転車道の整備が進んでおり、車道の幅を狭くしてでも自転車通路を確保しています。チャリダーには理想の環境といえそうですが、道が狭くなったぶん追越されるときは結構怖いものです。
北上して100kmほど走ったところからホテルを探し始めます。これまでの国では宿泊施設があるところにはたいてい道路標識がでているものでしたが、ドイツではホテルの道路標識あまり見当たりません。そのくせスーパーごときが道路標識に名を連ねているのは不思議です。ドイツではカフェつき宿はガストホーフというそうですが、それも見当たりません。さらに80kmほど走って道沿いにHOTELの文字が見えました。小奇麗なホテルで朝食付きでwifi使用可能、シングルで48ユーロです。少々高くつきますが初日はここで一泊して今後の対策を考えるのでした。
2011/09/13
湖畔のペンション、再び
破格の宿代に後ろ髪を引かれながらもグダンスクを出発します。目指すはドイツ国境に程近い、重要港を擁する海運都市シュテッチン。シュテッチンまでは6号線でまっすぐいけますが、走って面白い道ではなさそうでしたので県道クラスの道を乗り継いでいくことにしました。ポーランドは道の程度もよく、標識がとても親切なのでこのような余裕ができます。
ガソリンスタンド併設のバールにて昼食を済ませて、走り出す。走って食べて、また走るというリズムがとっても懐かしいです。田舎道を60Km/h程度でゆっくり走っていたら燃費が35Km/Lとこの旅で最高値をたたき出しました。さすが250cc。
今日は走るだけ走ってシュテッチンまで40Kmまで近づきました。地図を見ると大小さまざまな湖があるようでした。以前のペンション宿泊が楽しかったのでペンションを探してみます。ひとまず湖ちかくに行ってみると、「宿あり」の看板が見えてきます。本当にポーランドは親切設計です。立ち寄ってみると湖に面しています、というだけで無個性なホテルでした。55PLとさほど高くもないのでここに宿をとることにします。湖に向かってルアーを投げてみましたが反応はありません。夕日鑑賞に切り替えてこの日は静かに幕を下ろすのでした。
ガソリンスタンド併設のバールにて昼食を済ませて、走り出す。走って食べて、また走るというリズムがとっても懐かしいです。田舎道を60Km/h程度でゆっくり走っていたら燃費が35Km/Lとこの旅で最高値をたたき出しました。さすが250cc。
今日は走るだけ走ってシュテッチンまで40Kmまで近づきました。地図を見ると大小さまざまな湖があるようでした。以前のペンション宿泊が楽しかったのでペンションを探してみます。ひとまず湖ちかくに行ってみると、「宿あり」の看板が見えてきます。本当にポーランドは親切設計です。立ち寄ってみると湖に面しています、というだけで無個性なホテルでした。55PLとさほど高くもないのでここに宿をとることにします。湖に向かってルアーを投げてみましたが反応はありません。夕日鑑賞に切り替えてこの日は静かに幕を下ろすのでした。
2011/09/12
2011/09/11
グダンスク
■早朝の散歩 ホステルの朝食は8時からだったので、朝6時に起きてトルンの市街地を散策します。観光客で賑わっていた前日の夕刻とは打って変わって静かな街並みを楽しめます。オールをしていたのか酔っ払った地元の人がふらついているかと思えば、おじさんおばさんが犬の散歩をしながら談笑している姿を見かけます。きっと治安がいいのでしょう。トルンは一泊だけと決めていたので、朝食を済ませると出発します。
■マルボルク城
ドイツ騎士修道会が建設した城の中でも無類の美しさを誇ると名高いマルボルク城。トルンからE75号線で80Kmほど北上し、22号線で東へ向かいます。22号線は国道のような主要道路のはずですが、アスファルトではなく石畳の道でした。情緒があっていいのですが、振動で走りにくいです。50Km/h制限がかかっていますがお構いなしに90Km/hくらいで走り去っていきます。
マルボルク城に関しては「一度は見るべし!」くらいの前情報しか仕入れておらず、遠目から城が見えてきたときはその大きさにびっくり。しっかり見学すると4時間かかるといわれてなお驚きます。城壁は2重で、それぞれ4階建てくらいの高さがあります。内部は入り組んでいて、城の大きさもあいまって自分がどこにいるのかわからなくなるほどです。各部屋は異なる通路とつながっており、常に逃げ道が用意されているような印象を受けました。身内でも信用できないような組織だったのでしょうか…? 教会や物見櫓などもあって見ごたえ充分です。中世好き、城好きにはたまらない場所でしょう。
■グダンスク
城をたっぷり見学してバルト海沿岸の港町・グダンスクを目指します。ヒルトンの隣に堂々と看板を掲げていたホステルには駐車場があったので今夜の宿はここに決定。1泊の予定でチェックインして荷解きをしていると、ホンダのシャドウに乗ったおっさんが話しかけてくる。とってもにこやかな人で、旅の話やバイクの話で雑談をする。
「この宿に何泊するんだい? なに、未定とな。よし、連泊するならディスカウントしちゃうぞ」 彼はホステルのオーナーだったようです。グダンスクはまあまあ大きそうな都市だし連泊しちゃおうか心が揺れました。単純ですね。
■マルボルク城
ドイツ騎士修道会が建設した城の中でも無類の美しさを誇ると名高いマルボルク城。トルンからE75号線で80Kmほど北上し、22号線で東へ向かいます。22号線は国道のような主要道路のはずですが、アスファルトではなく石畳の道でした。情緒があっていいのですが、振動で走りにくいです。50Km/h制限がかかっていますがお構いなしに90Km/hくらいで走り去っていきます。
マルボルク城に関しては「一度は見るべし!」くらいの前情報しか仕入れておらず、遠目から城が見えてきたときはその大きさにびっくり。しっかり見学すると4時間かかるといわれてなお驚きます。城壁は2重で、それぞれ4階建てくらいの高さがあります。内部は入り組んでいて、城の大きさもあいまって自分がどこにいるのかわからなくなるほどです。各部屋は異なる通路とつながっており、常に逃げ道が用意されているような印象を受けました。身内でも信用できないような組織だったのでしょうか…? 教会や物見櫓などもあって見ごたえ充分です。中世好き、城好きにはたまらない場所でしょう。
■グダンスク
城をたっぷり見学してバルト海沿岸の港町・グダンスクを目指します。ヒルトンの隣に堂々と看板を掲げていたホステルには駐車場があったので今夜の宿はここに決定。1泊の予定でチェックインして荷解きをしていると、ホンダのシャドウに乗ったおっさんが話しかけてくる。とってもにこやかな人で、旅の話やバイクの話で雑談をする。
「この宿に何泊するんだい? なに、未定とな。よし、連泊するならディスカウントしちゃうぞ」 彼はホステルのオーナーだったようです。グダンスクはまあまあ大きそうな都市だし連泊しちゃおうか心が揺れました。単純ですね。
2011/09/10
トルン
■外気1℃
朝6時ころに起きて外に出てみるとかなり冷え込んでいました。気温計は1℃でしたので、明け方前後には氷点下になっていたのかもしれません。こんなに寒いのではキャンプは厳しいことでしょう。キャンプ文化が発達しているという西ヨーロッパでではキャンプ三昧を期待していたのですが考え直さなければいけないようです。
■寄り道
トルンへ行く途中に大きな塔と時計台が見えたので立ち寄ってみます。ブロドニツァという手のひらに十字を描いた変わった紋章を持つ街です。街の側面を小さな川が流れています。川のほとりに街を築くのは定石なのでしょうか。規模は小さくて1時間ほどで旧市街を一回りできるようなところですが、きちんと観光情報局があるのは大変助かります。
■トルン到着
ドイツ騎士修道会の居城があるトルンに到着です。幅100mはありそうなヴィスワ川のほとりにあり、高台に建設されています。しかも城壁は3重にめぐらされているという堅牢なつくりです。重機もない時代によくこんな代物をつくったものです。
ひとまず宿を確保するべく観光情報局を目指します。無料地図をもらって中庭つきのホステルを目指します。ロゴが某チョコクロワッサンのカフェに似ているような。朝食付きで一泊30PL(750円)と抜群のコストパフォーマンスでご満悦です。バイクの整備と街の散策をしてこの日はおしまいです。トルンは1泊だけして次の都市に向かいます。
朝6時ころに起きて外に出てみるとかなり冷え込んでいました。気温計は1℃でしたので、明け方前後には氷点下になっていたのかもしれません。こんなに寒いのではキャンプは厳しいことでしょう。キャンプ文化が発達しているという西ヨーロッパでではキャンプ三昧を期待していたのですが考え直さなければいけないようです。
■寄り道
トルンへ行く途中に大きな塔と時計台が見えたので立ち寄ってみます。ブロドニツァという手のひらに十字を描いた変わった紋章を持つ街です。街の側面を小さな川が流れています。川のほとりに街を築くのは定石なのでしょうか。規模は小さくて1時間ほどで旧市街を一回りできるようなところですが、きちんと観光情報局があるのは大変助かります。
■トルン到着
ドイツ騎士修道会の居城があるトルンに到着です。幅100mはありそうなヴィスワ川のほとりにあり、高台に建設されています。しかも城壁は3重にめぐらされているという堅牢なつくりです。重機もない時代によくこんな代物をつくったものです。
ひとまず宿を確保するべく観光情報局を目指します。無料地図をもらって中庭つきのホステルを目指します。ロゴが某チョコクロワッサンのカフェに似ているような。朝食付きで一泊30PL(750円)と抜群のコストパフォーマンスでご満悦です。バイクの整備と街の散策をしてこの日はおしまいです。トルンは1泊だけして次の都市に向かいます。
2011/09/09
トルン東方100Km
■ポーランド北部ルート
朝起きてみると今にも雨が降りそうな空模様でした。日本の10月初旬くらいの装備で走行していますが、そろそろ本格的な冬装備の出番かもしれません。寒さが思いのほか厳しいので中央ヨーロッパの気温、なによりもピレネー越えが心配になってきます。
バルト三国で充分観光をしたのでポーランドでは小さな街をめぐることにします。今後はトルンをハイライトとしたポーランド北部ルートをとることにします。国境からワルシャワに続く8号線を捨てて西方に伸びる16号線に乗り換えます。交通量は少なく、マイペースでゆっくり走れる都合のいい道です。路面の状況はおおむね良いです。日本の3桁国道に近いものを感じます。
■湖畔のペンション
北部ルートは林の中と湖沼地帯を駆け抜ける快走路です。時々雨に降られることがなければ最高だったでしょう。16時ころにペンション群が出現しました。このあたりは湖が点在する観光スポットのようです。道から離れた静かな宿を探して見つけたのが今回泊まった小さなペンションでした。部屋の目の前には野球場くらいの湖(池?)が広がっています。10cmくらいの小魚がいるので試しにルアーを投げてみますが、反応なし。どんな魚種がいるか皆目分からないので対策をたてることもできません。1時間ほどのんびりとした時間を過ごします。
朝食を夕時に出してくれ!といってみたらOKとのこと。本当に朝食メニューが出てきましたが、チーズ入りチキンカツみたいなのがおいしかった。朝だったらこれはヘヴィだと思う。食事には近所のノラ猫たちが同伴してくれますのでひとりでも寂しくありません。
朝起きてみると今にも雨が降りそうな空模様でした。日本の10月初旬くらいの装備で走行していますが、そろそろ本格的な冬装備の出番かもしれません。寒さが思いのほか厳しいので中央ヨーロッパの気温、なによりもピレネー越えが心配になってきます。
バルト三国で充分観光をしたのでポーランドでは小さな街をめぐることにします。今後はトルンをハイライトとしたポーランド北部ルートをとることにします。国境からワルシャワに続く8号線を捨てて西方に伸びる16号線に乗り換えます。交通量は少なく、マイペースでゆっくり走れる都合のいい道です。路面の状況はおおむね良いです。日本の3桁国道に近いものを感じます。
■湖畔のペンション
北部ルートは林の中と湖沼地帯を駆け抜ける快走路です。時々雨に降られることがなければ最高だったでしょう。16時ころにペンション群が出現しました。このあたりは湖が点在する観光スポットのようです。道から離れた静かな宿を探して見つけたのが今回泊まった小さなペンションでした。部屋の目の前には野球場くらいの湖(池?)が広がっています。10cmくらいの小魚がいるので試しにルアーを投げてみますが、反応なし。どんな魚種がいるか皆目分からないので対策をたてることもできません。1時間ほどのんびりとした時間を過ごします。
朝食を夕時に出してくれ!といってみたらOKとのこと。本当に朝食メニューが出てきましたが、チーズ入りチキンカツみたいなのがおいしかった。朝だったらこれはヘヴィだと思う。食事には近所のノラ猫たちが同伴してくれますのでひとりでも寂しくありません。
2011/09/08
ポーランド入国
ヴィリニュスを出発してポーランド方面へ向かいます。途中湖上にそびえる城砦を見学し、リトアニア最後の昼食を済ませます。リトアニア料理が食べ足りない気がして名残惜しいです。
ヴィリニュスから170Kmほど走ってポーランド国境を越えます。越境したのは18時ころでしたが、雨が降り始めてきたので道路沿いのカフェ併設の宿に泊まることにします。この類の宿はロシア以来で懐かしくなります。1件目にあたったところでは英語が通じず、おまけにクレジットカードが使用できないというではありませんか。ロシアに似たようなサービス、これもまた懐かしいものです。2件目でも英語が通じませんが、カードは使用できる上に値段もお手ごろだったのでここに決めました。
Wifiが使用できるということでしたが、アクセスしてすぐに通信が切れてしまいました。調べてみるとPC側に問題があるようだ。以前にも同じ症状が出て、そのときにはOSの再インストールでなんとか直ったというものでした。リカバリディスクは持ってきていないので困ったことになりました。どこかでUSBの無線LANアダプタでも調達しなければなりません。
ヴィリニュスから170Kmほど走ってポーランド国境を越えます。越境したのは18時ころでしたが、雨が降り始めてきたので道路沿いのカフェ併設の宿に泊まることにします。この類の宿はロシア以来で懐かしくなります。1件目にあたったところでは英語が通じず、おまけにクレジットカードが使用できないというではありませんか。ロシアに似たようなサービス、これもまた懐かしいものです。2件目でも英語が通じませんが、カードは使用できる上に値段もお手ごろだったのでここに決めました。
Wifiが使用できるということでしたが、アクセスしてすぐに通信が切れてしまいました。調べてみるとPC側に問題があるようだ。以前にも同じ症状が出て、そのときにはOSの再インストールでなんとか直ったというものでした。リカバリディスクは持ってきていないので困ったことになりました。どこかでUSBの無線LANアダプタでも調達しなければなりません。
2011/09/06
ヴィリニュス
朝起きてみると外は寒く、空は厚い雲に覆われているのでした。朝食を済ませている間に雨が降り始め、出発して5分もたたないうちに大雨に変わったのでした。ヴィリニュスへは東に行けばよいのですが、いつの間にか南下してしまい40Kmほど遠回りすることになったのでした。道中も雨は止まずに、ますます勢いを強めるばかりです。幸運なことに遠回りとなった道は交通量がほとんどない道だったので国道クラスの道を走るよりはずっと安全でした。
途中のGSで昼食をとってヴィリニュス市内に突入します。ホステルゲートという中庭つきのホステルに宿を取ります。宿に到着するまでの150Kmはずっと雨でしたが、グローブが浸水するくらいで他はまったく濡れないくらいの防水装備は機能しています。雨に強いレイングローブがほしいところです。ヴィリニュスは以前から来たかった場所なので連泊して市内観光をすることにします。
途中のGSで昼食をとってヴィリニュス市内に突入します。ホステルゲートという中庭つきのホステルに宿を取ります。宿に到着するまでの150Kmはずっと雨でしたが、グローブが浸水するくらいで他はまったく濡れないくらいの防水装備は機能しています。雨に強いレイングローブがほしいところです。ヴィリニュスは以前から来たかった場所なので連泊して市内観光をすることにします。
2011/09/05
リトアニア入国
■カウナス
リーガから3時間ほどでリトアニアの国境に到着します。シェンゲン圏は越境という概念すらなくなるくらい気軽に出入国が可能です。リトアニアの首都・ヴィリニュスへ向かう予定でしたが、途中で気が変わって第二の都市であるカウナスへ向かうことにしました。
リーガからカウナスまでは約240Kmほどの道のりです。カウナスには教会を利用した安価なゲストハウスがあるらしく、どうしても泊まってみたくなったのでした。このゲストハウスは旧市街のど真ん中という好立地のせいか大変人気のようです。シングルルーム(50Lat≒1500円)は5週間先まで予約で一杯だということです。仕方なくトリプルルームを独り占めするという暴挙にでたのでした。教会を利用するくらいだからどんな内装なんだろうとわくわくしたのですが、小奇麗なホテルの一室という観で特段感動するようなものではありません。ですが、窓からは二つの教会を眺めることができるすばらしい場所です。
夜になると目の前の広場に人が集まり始めました。スクリーンでバスケットボールの中継を流しています。そういえばユーロバスケ2011というポスターをあちこちで見かけたような気がします。23時ころにひときわ歓声が大きくなり、教会の鐘が鳴ると皆さん帰り始めるのでした。
リーガから3時間ほどでリトアニアの国境に到着します。シェンゲン圏は越境という概念すらなくなるくらい気軽に出入国が可能です。リトアニアの首都・ヴィリニュスへ向かう予定でしたが、途中で気が変わって第二の都市であるカウナスへ向かうことにしました。
リーガからカウナスまでは約240Kmほどの道のりです。カウナスには教会を利用した安価なゲストハウスがあるらしく、どうしても泊まってみたくなったのでした。このゲストハウスは旧市街のど真ん中という好立地のせいか大変人気のようです。シングルルーム(50Lat≒1500円)は5週間先まで予約で一杯だということです。仕方なくトリプルルームを独り占めするという暴挙にでたのでした。教会を利用するくらいだからどんな内装なんだろうとわくわくしたのですが、小奇麗なホテルの一室という観で特段感動するようなものではありません。ですが、窓からは二つの教会を眺めることができるすばらしい場所です。
夜になると目の前の広場に人が集まり始めました。スクリーンでバスケットボールの中継を流しています。そういえばユーロバスケ2011というポスターをあちこちで見かけたような気がします。23時ころにひときわ歓声が大きくなり、教会の鐘が鳴ると皆さん帰り始めるのでした。
2011/09/03
リーガ
■ラトビア入国
ラトビアの首都であるリーガは、中世ではバルト海沿岸部におけるカトリック布教の足がかりとして早くから重要な役割を果たしたそうです。いまではバルト三国で最も規模の大きな街として栄えているそうです。
タルトから南西に80Kmほど走るとラトビアに突入です。エストニアはユーロを導入していますが、ラトビアは独自通貨を守っています。道路の状態が日本の高速道路なみに整っていたエストニアですが、ラトビアに入ると道路の状態が悪くなります。日本で例えるならば、手入れを怠っている県道レベルですのでダートがあるような悪路ではありません。西側のロシアもそんな感じでした。
エストニアやラトビアでは、道路沿いで休憩をしていても話しかけてくる人はあまりいません。声をかけられたと思えば「シガー(たばこくれ)」というものばかりです。ロシアではちょっと停まっているだけでも「あっこーだいぇりしゅ?(どこへ行くんだ?)」声をかけられたものでした。
■ラトビア料理
そういえばエストニアでは道路沿いのカフェについぞ入ることなく終わってしまいました。ロシアで道路沿いカフェの魅力に取り付かれたと思っていましたが、なんと軽率なことをしてしまったことでしょう。反省して今日の昼食はA3道路にあったカフェに入ってみます。
ひとまずサラダと名物らしいスープを注文します。サラダはひも状のチーズのようなものが入ったマヨネーズ系のものです。スープはビーフシチューをトマトソースで仕上げたようなジャガイモいりのもの。どちらもくせのないニュートラルな味わいで満足です。パンとコーヒーをつけて2.2Lts(約340円)と思ったよりも安めでした。ラトビア料理とは相性がよさそうなので今後が楽しみです。
■リーガに到着
天候は相変わらず気まぐれで、強い日差しとざっと降る雨が交互にやってきます。16時ころリーガに到着し、ホステルにチェックインです。チェーンの清掃と注油、張り調整などメンテナンスをします。トレーラー事件以降もがんばっているサイドボックスキャリアを見てみると、以前に比べてぐらつきが出てきたような気がします。早いところ溶接しなおしたほうがいいのかもしれません。
スーパーに行ってみると、無性にパスタが食べたくなりました。時間もあることですし、久しぶりにまともな(?)料理を作ることにします。
・にんにく
・パスタ
・ホールトマト缶
いつものアラビアータです。時間があることをいいことに15分くらいゆっくりにんにくをいためます。うーん、いい香り…あ、これってかなりの迷惑なのでは? やめるわけにもいかないのでそのまま作り続けます。視線を感じて振り向くと、頭をもっさりさせたおばさんが見ています。「うん、××××(何といったか聞き取れない)ね。私はイタリア人なのよ」と鍋を覗きながらうなずいていました。怒られなくてよかった。
ラトビアの首都であるリーガは、中世ではバルト海沿岸部におけるカトリック布教の足がかりとして早くから重要な役割を果たしたそうです。いまではバルト三国で最も規模の大きな街として栄えているそうです。
タルトから南西に80Kmほど走るとラトビアに突入です。エストニアはユーロを導入していますが、ラトビアは独自通貨を守っています。道路の状態が日本の高速道路なみに整っていたエストニアですが、ラトビアに入ると道路の状態が悪くなります。日本で例えるならば、手入れを怠っている県道レベルですのでダートがあるような悪路ではありません。西側のロシアもそんな感じでした。
エストニアやラトビアでは、道路沿いで休憩をしていても話しかけてくる人はあまりいません。声をかけられたと思えば「シガー(たばこくれ)」というものばかりです。ロシアではちょっと停まっているだけでも「あっこーだいぇりしゅ?(どこへ行くんだ?)」声をかけられたものでした。
■ラトビア料理
そういえばエストニアでは道路沿いのカフェについぞ入ることなく終わってしまいました。ロシアで道路沿いカフェの魅力に取り付かれたと思っていましたが、なんと軽率なことをしてしまったことでしょう。反省して今日の昼食はA3道路にあったカフェに入ってみます。
ひとまずサラダと名物らしいスープを注文します。サラダはひも状のチーズのようなものが入ったマヨネーズ系のものです。スープはビーフシチューをトマトソースで仕上げたようなジャガイモいりのもの。どちらもくせのないニュートラルな味わいで満足です。パンとコーヒーをつけて2.2Lts(約340円)と思ったよりも安めでした。ラトビア料理とは相性がよさそうなので今後が楽しみです。
■リーガに到着
天候は相変わらず気まぐれで、強い日差しとざっと降る雨が交互にやってきます。16時ころリーガに到着し、ホステルにチェックインです。チェーンの清掃と注油、張り調整などメンテナンスをします。トレーラー事件以降もがんばっているサイドボックスキャリアを見てみると、以前に比べてぐらつきが出てきたような気がします。早いところ溶接しなおしたほうがいいのかもしれません。
スーパーに行ってみると、無性にパスタが食べたくなりました。時間もあることですし、久しぶりにまともな(?)料理を作ることにします。
・にんにく
・パスタ
・ホールトマト缶
いつものアラビアータです。時間があることをいいことに15分くらいゆっくりにんにくをいためます。うーん、いい香り…あ、これってかなりの迷惑なのでは? やめるわけにもいかないのでそのまま作り続けます。視線を感じて振り向くと、頭をもっさりさせたおばさんが見ています。「うん、××××(何といったか聞き取れない)ね。私はイタリア人なのよ」と鍋を覗きながらうなずいていました。怒られなくてよかった。
2011/09/02
タルト
■走り足りない!
タリンを出発して南東170Kmに位置するタルトに向かいます。タルトはエストニア人のアイデンティティのよりどころとなるような場所とのことです。タルトの郷土博物館では「タリンの連中では分からないものがある」と言い放つくらい誇りを感じる場所のようです。
このごろは2泊した後にバイクに乗るととっても久しぶりに感じられて、走るだけでも楽しくなってきます。3~5日は走りっぱなしだったシベリアの道のりが懐かしく感じられます。観光も楽しいですが、ちょっと物足りなくなってきた感じがします。タルトには一泊して次の場所に向かうことにしましょう。
タリンを出発して南東170Kmに位置するタルトに向かいます。タルトはエストニア人のアイデンティティのよりどころとなるような場所とのことです。タルトの郷土博物館では「タリンの連中では分からないものがある」と言い放つくらい誇りを感じる場所のようです。
このごろは2泊した後にバイクに乗るととっても久しぶりに感じられて、走るだけでも楽しくなってきます。3~5日は走りっぱなしだったシベリアの道のりが懐かしく感じられます。観光も楽しいですが、ちょっと物足りなくなってきた感じがします。タルトには一泊して次の場所に向かうことにしましょう。
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