■ラトビア入国
ラトビアの首都であるリーガは、中世ではバルト海沿岸部におけるカトリック布教の足がかりとして早くから重要な役割を果たしたそうです。いまではバルト三国で最も規模の大きな街として栄えているそうです。
タルトから南西に80Kmほど走るとラトビアに突入です。エストニアはユーロを導入していますが、ラトビアは独自通貨を守っています。道路の状態が日本の高速道路なみに整っていたエストニアですが、ラトビアに入ると道路の状態が悪くなります。日本で例えるならば、手入れを怠っている県道レベルですのでダートがあるような悪路ではありません。西側のロシアもそんな感じでした。
エストニアやラトビアでは、道路沿いで休憩をしていても話しかけてくる人はあまりいません。声をかけられたと思えば「シガー(たばこくれ)」というものばかりです。ロシアではちょっと停まっているだけでも「あっこーだいぇりしゅ?(どこへ行くんだ?)」声をかけられたものでした。
■ラトビア料理
そういえばエストニアでは道路沿いのカフェについぞ入ることなく終わってしまいました。ロシアで道路沿いカフェの魅力に取り付かれたと思っていましたが、なんと軽率なことをしてしまったことでしょう。反省して今日の昼食はA3道路にあったカフェに入ってみます。
ひとまずサラダと名物らしいスープを注文します。サラダはひも状のチーズのようなものが入ったマヨネーズ系のものです。スープはビーフシチューをトマトソースで仕上げたようなジャガイモいりのもの。どちらもくせのないニュートラルな味わいで満足です。パンとコーヒーをつけて2.2Lts(約340円)と思ったよりも安めでした。ラトビア料理とは相性がよさそうなので今後が楽しみです。
■リーガに到着
天候は相変わらず気まぐれで、強い日差しとざっと降る雨が交互にやってきます。16時ころリーガに到着し、ホステルにチェックインです。チェーンの清掃と注油、張り調整などメンテナンスをします。トレーラー事件以降もがんばっているサイドボックスキャリアを見てみると、以前に比べてぐらつきが出てきたような気がします。早いところ溶接しなおしたほうがいいのかもしれません。
スーパーに行ってみると、無性にパスタが食べたくなりました。時間もあることですし、久しぶりにまともな(?)料理を作ることにします。
・にんにく
・パスタ
・ホールトマト缶
いつものアラビアータです。時間があることをいいことに15分くらいゆっくりにんにくをいためます。うーん、いい香り…あ、これってかなりの迷惑なのでは? やめるわけにもいかないのでそのまま作り続けます。視線を感じて振り向くと、頭をもっさりさせたおばさんが見ています。「うん、××××(何といったか聞き取れない)ね。私はイタリア人なのよ」と鍋を覗きながらうなずいていました。怒られなくてよかった。
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