2011/08/16

ウファを通過

■ウファ
チェルヤビンスクからウファまで約400Kmほどですので、8時間もあれば着いてしまいます。M51はウファで終わり、M7に乗り換えます。このM7でモスクワまで一直線です。標識に「MOSCOW」の文字が出てくるといよいよロシアも残りわずかになってきます。とはいえ、残りわずかなのは距離だけで、ここからは観光スポットが盛りだくさんなので走る、寝る、のサイクルから抜け出せるのでわくわくします。
 ということで、ウファはただ通過するだけです。さようならウファ…といいたいところでしたがまたまた市内で迷います。うーん、M7へのアクセスがわからないよう。ここはいったん市内を抜け出して別の道を探しましょう。

■M7でモスクワへ
 サマーラ行きのM5にのって西方に行き、そこから北上してM7に乗り換え。1時間ほど走って何とかM7合流に成功。やったー! 喜びもつかの間、今度は宿が見つかりません。2時間ほどモスクワに向かいようやく宿を発見。内装がきれいでひとりドミトリーで450ルーブルととってもナイスな宿でした。
 ロシアは10時ころにようやく日が沈むようなところです。たそがれ時が日本より長く、一日の締めくくりにほっと一息を付ける大切な時間です。平原にポツリと佇むこの宿の夕時はとてもすばらしいものでした。

2011/08/15

チェルヤビンスク

■エカテリンブルグを通過
朝10時ころにエカテリンブルクに到着、市内にちょっと立ち寄ります。近代的でモダンな雰囲気に包まれた小奇麗な街でした。さすがに2時間ちょっとでは魅力を味わうには足りませんが、雰囲気だけは感じて次の都市を目指すのでした。



■チャルヤビンスク
この街には観光というよりは休養とネット接続のために立ち寄りました。市内のど真ん中にあるホテルは旧ソ連式とでもいいましょうか、なかなか味のあるホテルです。800ルーブルの一番安い部屋ですが、バルコニーと洗面台だけは付いています。薄い赤のレースと、こちらも赤いカーテンが付いていて、調度品がアンティーク品のようで面白いです。Wifiが無料で使えるのはうれしい誤算です。
 日中は走るだけ走って、早めに宿をとって夜は寝る。パターンが出来上がってきましたが、もうひとつアクセントがほしいなぁ。

2011/08/14

エカテリンブルグ東方50Km

■2度目のオイル交換
チュメンでオイルを探すがなかなか見つからない。あきらめてエカテリンブルグに向かうことにする。道すがらの街でカーショップがあったのでダメ元で聞いてみたところ、近くの店で扱っているらしい。親切にも案内してくれた先にはバイク用のオイルは3種類を取り揃えていました。以前交換したものと同じものはなく、メーカー指定のオイル10W-40(MA)と適合するものは1Lしかないという。だが、2L在庫があるのは5W-40(MB)のみ。前回交換してから4,000Km走っていることも考えてちょっと迷いましたが交換することにしました。

 このショップのおじさんは「俺はメカニックだ! この表示はアメリカの基準で君が持っているカストロールオイルと同じ種類でな…(省略)」と大真面目な顔で解説してくれます。「そしてこのMBという表記はメルセデスベンツという意味だ!」と聞いた瞬間にとっても胡散臭くなりました。おじさんの中ではJASOとは、そしてMAとは何を意味するのでしょうか。

 かくいう僕もバイクについてそれほど詳しいわけでもないので、神妙な顔つきで2Lを買い求めます。満足したのか作業用の軍手をプレゼントしてくれました。このショップを案内してくれたカーショップでオイル交換をお願いします。ところがこれが間違いでした。ここのメカニックはなんとも頼りないものです。レンチをオイルの中に落としたり(廃油受けがとっても汚い)、ドレンボルトを指摘するまで外さなかったり、挙句の果てには外さなくてもいいボルトを勝手に外してオイルをこぼしたり…。オイルをふき取ることもせず、実に危なっかしいことこの上ありません。次回からは目を離さないよう気をつけねばなりません。オイルの種類が心配なので次は早めに、ちゃんとしたところで交換することとしましょう。

2011/08/13

チュメン南方100Km

ゆっくり寝て充電完了、9:00に出発します。土曜日だというのに道はトラックであふれています。道すがらのカフェやGS、売店は24時間を謳ったものをよく見かけます。ロシア人は働き者なのでしょうか。昼ごろに到着したイシムにある道端のカフェで食事をしながら今後のルートを考えます。

 当初の予定ではここから国境線に沿うように西南に進んでクルガンまで行き、そこからチェルヤビンスクを目指す予定でした。ただ昨日の迷子と悪路のことが脳裏をよぎったので、北に迂回することにしました。迂回路には大きな都市のチュメン、エカテリンブルグ*という名前を聞いただけでも寄り道したくなる街があります。
 カフェの駐車場でサンクトペテルブルグから来たというおじさんと話していたら、チュメンには車の整備工場がたくさんあるというので、バイクのオイルも見つかるかもしれません。

 ということで北に向かって出発。今日は17時ころに宿をとってゆっくりするのでした。たまっていた洗濯物もここでジャブジャブ洗います。このあたりは鉄分が豊富なのでしょうか、昨日のモーテルといいこの宿といい、水道の水が錆びくさいです。シベリアでは白濁した水でした。ロシアの水道水は煮沸しようが何しようがのめるような代物ではありません。

*マヨネーズの消費量が世界一ということでギネスに登録された都市だそうな。

2011/08/12

危うく国境を越える

■ルースキーバイカー*
トムスクを出発してノヴォシビルスク、オムスクを目指します。バイカル湖から西側ではライダーとすれ違う機会が増えてきました。今日はアフリカツインに乗ったロシア人ライダーと立ち話です。「これからモンゴルに向かうんだ。それと僕は神父なんだ。きみ、アレクサンダーを知ってるかい?」などなど難しそうな話になってきたところでもう一台バイクが通りかかり、近くに停車して話に加わります。そうこうするうちに一台、また一台と重装備のバイクが集まってきます。

 STくんを見て「何年前のバイクなの?」と聞いてきたのはエカテリンブルグでバイク雑誌を作っているという女性ライダー。なんでも来春発行の雑誌に僕のことを掲載してくれるそうな。やったー、雑誌デビューだ!

*ライダーのことをロシアではバイカーと呼ぶそうです。ちなみにロシア語でバイクのことはモトチクルといいます。

■カザフスタン国境
オムスクに到着して、次の目標となる都市はチェルヤビンスクです。標識に「チェルヤビンスク 1000Km」と出ているのでそれに従って走ります。モーテルもガソリンスタンドもない、のどかな景色が広がります。オムスクまではトラックの追い抜きに悩まされていましたが、後続もすれ違う車もいなくなって快適でした。そして3時間後、やっとスタンドがありました。うーん、主要都市を結ぶ道のはずなのに極東並みのさびしさです。

給油して走り始めると前方に停車している車の列が300mほど続いているのが見えました。踏み切りかと思い停車していると、前方から車がすれ違います。そのフロントガラスには(KZ)の国籍シールが貼られています。停車している車を観察してみると(RUS)や(KZ)など国境越えをする車両に必須のシールがもれなく貼られています。地図をよーく確認してみると、たしかにこの道はチェルヤビンスクに向かう道です。ただし、「中東の北朝鮮」といわれているカザフスタンを経由してでした。

■120Kmの悪路
この時点で18時、160Km東に位置するオムスクまで引き返すにしても3時間はかかります。おまけにその道すがらは何もないときています。地図をきちんと確認していなかったことを後悔しつつ、幹線道路までショートカットできないか画策します。北に120Kmほど走ればロシア内でオムスクとチェルヤビンスクを結ぶ道に出られそうです。暗くなる22時までには4時間もあるので楽勝、かと思われました。

 ところがここはロシアです。幹線道路だってところどころダートが残り、街中でさえ穴ぼこだらけの悪路だったりダートだったりする国だということをすっかり忘れていました。北に向かって走り始めて10Kmほどでダートが始まり、その後30Kmほど続くのでした。大きい街がひとつありましたが、そこからさらに北に40Km向かえば幹線道路に出られます。ここからの40Kmは舗装こそされているものの、アスファルトが盛り上がり尖っていたり、ひどいときは深さ20cmくらい穴があったりする穴だらけの道でした。

 転倒やパンクでもしようものなら最悪の事態です。あえて休憩をとってみたり、半ばヤケになって「夕日がきれいだなー」と鑑賞してみたりして心のゆとりを持つように自分自身にいい聞かせます。ようやく幹線道路に出たのが21:30くらいで、出てすぐのところにモーテルがあったのでこれ幸いと飛び込みました。ふぅ、今日はなんだかいろいろな出来事があった濃い一日でした。

2011/08/10

トムスクに寄り道

■寄り道
12時間ほどぐっすり寝て体調も回復。今日はトムスクを目指します。トムスクは沿線から120Kmほど離れていますが、ロンプラさんイチオシの場所なのでちょっと寄り道です。また、次の通過点のノヴォシビルスクは旅行者にとってまったく魅力のない場所なのでスルーします。トムスクで食料品などを買い込み、できることならオイルの交換も済ませたいところです。

■初の連泊
昨日の体調不良のこともあり、トムスクで連泊します。都合のいいことに、この宿はwifiがフリーで使えます。しかも1泊900ルーブルで個室、朝食付きなんてこれまでのなかで抜群のコストパフォーマンスの良さです。隣はスタジアムなのでサッカー好きにはたまらないことでしょう。
古い家が立ち並んでいて楽しませてくれます。

2011/08/08

クラスノヤルスク西方250Km

■ダウンする
クラスノヤルスクを出発、お昼ご飯をたらふく食べた後に強烈な睡魔が襲ってきました。昨日ちょっと夜更かしをしたのと連日の疲れが効いてきたのかもしれません。1時間ほどすると睡魔というより頭がぼんやりしてくる感じに変化します。むむ、これは単なる寝不足とは違うぞ。標識を見落としそうになるほどだったので今日は250Kmほど走ってモーテルに宿泊です。