■アムール道路
ハバロフスクとチタをつなぐアムール道路。この道路でひたすら西進する日が始まりました。立ち寄りたい場所が特にあるわけではないので、宿を探しがてらに街中をぶらぶらする程度になるでしょう。ハバロフスクから220Kmにビロビジャンがあり、ここがハバロフスク以西では大規模な街です。しばらくこのような整った街とは会えなことでしょうから、現金だけはここでしっかり確保しておきます。
ビロビジャンに到着したのが12:00で宿をとるには若干早すぎます。天気も崩れそうにないので今日は距離を延ばしにかかります。150Kmほど走ったでしょうか、前方に土煙が見えてきます。「低くよどむ土煙は歩兵が、高く舞う土煙は戦車が立てている」などと孫子がおっしゃっていました。そんなことはどうでもよくて土煙があがるということはダートの存在を示しています。孫子の兵法もバイクの旅ではまったくあてになりません。ダートは10Kmほどのものでしたが、そろそろ宿に泊まりたいと思っていたのであまり歓迎したくない状況です。
■アルハラ宿泊
地図を見て大きそうな街の標識が出てきたら宿を探すことに決め、到着したのがアルハラという小さな街でした。シベリア鉄道の駅があるのでそれなりに発展しているかと思えばがっかりする規模です。午後6時* を回ったころにようやく宿を発見。あのー、街中なのに道が舗装されていないのですが…。店もみんなお休みしていますよ…。ネガティブな思いはぐっとこらえてチェックインです。
「いくらですかー? え、660!? ハラショー!」
アルハラはすばらしい街です。
チェーンルブをぬりぬりして今日は店じまいです。ダートを走ったせいか、チェーンが汚れ放題です。チェーンクリーナーを持ってくればよかった。
*シベリアでは9時過ぎまで明るいです。シベリア時間の6時は日本の4時くらいのものと考えていいと思います。明るいうちから酔っ払いが出没するのにはまいります。
0 件のコメント:
コメントを投稿