2011/09/11

グダンスク

■早朝の散歩
 ホステルの朝食は8時からだったので、朝6時に起きてトルンの市街地を散策します。観光客で賑わっていた前日の夕刻とは打って変わって静かな街並みを楽しめます。オールをしていたのか酔っ払った地元の人がふらついているかと思えば、おじさんおばさんが犬の散歩をしながら談笑している姿を見かけます。きっと治安がいいのでしょう。トルンは一泊だけと決めていたので、朝食を済ませると出発します。

■マルボルク城
 ドイツ騎士修道会が建設した城の中でも無類の美しさを誇ると名高いマルボルク城。トルンからE75号線で80Kmほど北上し、22号線で東へ向かいます。22号線は国道のような主要道路のはずですが、アスファルトではなく石畳の道でした。情緒があっていいのですが、振動で走りにくいです。50Km/h制限がかかっていますがお構いなしに90Km/hくらいで走り去っていきます。

 マルボルク城に関しては「一度は見るべし!」くらいの前情報しか仕入れておらず、遠目から城が見えてきたときはその大きさにびっくり。しっかり見学すると4時間かかるといわれてなお驚きます。城壁は2重で、それぞれ4階建てくらいの高さがあります。内部は入り組んでいて、城の大きさもあいまって自分がどこにいるのかわからなくなるほどです。各部屋は異なる通路とつながっており、常に逃げ道が用意されているような印象を受けました。身内でも信用できないような組織だったのでしょうか…? 教会や物見櫓などもあって見ごたえ充分です。中世好き、城好きにはたまらない場所でしょう。

■グダンスク
 城をたっぷり見学してバルト海沿岸の港町・グダンスクを目指します。ヒルトンの隣に堂々と看板を掲げていたホステルには駐車場があったので今夜の宿はここに決定。1泊の予定でチェックインして荷解きをしていると、ホンダのシャドウに乗ったおっさんが話しかけてくる。とってもにこやかな人で、旅の話やバイクの話で雑談をする。

「この宿に何泊するんだい? なに、未定とな。よし、連泊するならディスカウントしちゃうぞ」 彼はホステルのオーナーだったようです。グダンスクはまあまあ大きそうな都市だし連泊しちゃおうか心が揺れました。単純ですね。

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