2011/08/06

カンスク東南360Km

■ダート出現
不運の一日が明けて、今日は今日とて走ります。出発してから120KmほどでTulinに到着。ここの街を抜けようとしたら、いきなりダートが現れました。7Kmほどで終わったので一時的な工事かと思ったら、その後30Kmほど続きました。そういえばメリケンライダーが「カンスクまで悪い道が続くよ」といっていましたが、これのことだったのでしょう。距離が伸びず、16時ころに見つけたモーテルに宿泊します。そろそろ洗濯物がたまってきたこと、今朝起きたらちょっと熱がある感じでしたので無理せず今日は読書タイムです。

 ここのモーテルにてロシア人旅行者に会いました。マツダのワンボックスでウラジオストクから欧州を旅行しているそうで、今は帰り道とのこと。毎年大陸間旅行をしているらしく、窓に地図が書いてあります。ふむ、かっこいいねぇ。




■ボルシチについてのたまう
今日は昨日の夜から三食ボルシチを食べています。とりあえずどこにもあるし、確実に野菜が入っており、なによりもうまいのです。また8月だというのにロシアは寒いので身体を温めるのにも一役買います。混雑していて店員にメニューをあれこれ相談する余裕がない場合もありますし、相談などもってのほかといわんばかりの愛想のない店員だったとしてもひとまずは丸く収まります。

 ボルシチの写真を見ると、白いものが必ず添えられています。その正体はスメタナと呼ばれるサワークリームであると聞いていましたが、必ずしもそうではないらしい。とろとろのヨーグルトみたいなところもあり、ほのかにマヨネーズの味がするものの正体不明だったり、マヨネーズ以外の何者でもなかったりと、特に決まったルールはなさそうです。

 味も画一とは無縁のようです。今日の昼に食べたボルシチは酢が入っていたのでしょうか、酸味が利いています。はじめは面食らいましたが、食欲増進効果があって自然とパンに手が伸びます。大方のボルシチに酸味はないので、すっぱいのが苦手な方でも大丈夫です。こうしてみると、ボルシチは家庭の味、といったところなのでしょうか。他の客のテーブルを覗いてみるとボルシチの姿を見かけることは意外と少ないです。

 ボルシチが食べたくなった人は神保町に「ろしあ亭」というロシアンスキーな店があるのでランチにでも立ち寄ってはいかがでしょうか。

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