世界一深い湖にして世界遺産の指定を受けるバイカル湖に到着。地図で見ると四国はもとより九州くらい平気で飲み込みそうなほど大きい、バナナみたいな形をした途方もない代物です。南岸に到着してから2時間ほど走ってもまだ南岸を走っている、そんなスケールです。
適当に選んだ宿はバンガロー風の2階建てで、バストイレがついた快適な室内です。おまけにここの料理は、日本で食べてきたものを含めて、これまでにないおいしさ。注文してから1時間ほどで出てきた品々*はもう筆舌にしがたいほどです。料理人は23歳のアルトゥール。ロシアはものすごい底力を秘めています。
PCでブログの原稿を書き溜めていると、アルトゥールがやってきます。どうやら彼の名前を日本語表記で知りたいそうです。ひらがな、カタカナ、当て字の漢字で教えてあげると自分の腕を指差して何かいっています。あ、まさか彫り物**にするんじゃあるまいな。「阿流透」「亜留徹」「某通」などとそんなの***彫られた日には申し訳ないので必死に止めましたが、そこまで通じたのかそれはわかりません。
*おい、どうやったらジャガイモがこんなにもちもちした食感になるんだい? サラダはにんじんとキャベツとあと何かを千切りしてオイルベースのソースで混ぜてある。塩気がやや強いけど、口の中でりんごの香りがほのかに漂う。これも絶品だぞ。
**ロシアでは男女問わず彫り物している人が多い。
***フロントガラスに漢字のステッカーを貼り付けている車とまれに出会う。「守護天使」「天下」「無敵」などなど。日本企業の払い下げトラック(西濃運輸と佐川急便のトラックとの遭遇率が高い)がそのまま使われていたりするので、漢字は結構人気があるのだろうか。漢字のペイントをバックにした、ロシアンポップのミュージッククリップも見かける。
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